娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。4の付く日に更新しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

加害者が少年であることとは

加害少年は事件時に小2でした。少年法が定める14歳未満なので「触法少年」となり,警察が触法行為を確認して児童相談所に通告しました。児童相談所で定期的な指導を受けていることと思います。それでも彼は,それ以外に関しては事件前と変わらぬ家庭生活を…

被害者をどう考えているんだ

およそ平穏な暮らしの中を暮らしてきた私は,身近に犯罪に伴う加害者や被害者と接する機会を持つことはこれまでありませんでした。もちろん,娘を加害者になるように育て方たつもりはないし,被害者になることすら考えていませんでした。 事件は突然襲ってき…

親は何考えているんだ

人を傷つける,それも故意に行うというのは犯罪です。犯罪の加害者が家族から出ると、加害者に代わって行動しなければならない部分もあるはずです。その場合,加害者家族は被害者に対する謝罪行為はもちろん,失わせた損害に対する責任が生じると考えるのが…

コトの重さをいつ意識した?

娘を殴った児童は明らかに少年法にもとづく法的措置が必要,と私は考えていました。しかし,児童館は加害児童保護者を呼び,「出入り禁止」を言い渡します。次の事件を起こす前に保護する必要があったと考えますが,世間に放逐してしまいます。児童館として…

まともに答えず報道のせいに

今年5月に神戸市長宛に提出した質問状への回答が,質問に適正に答えたものではないことについては,10/18『神戸市 被害者の取り扱い方』にも記しました。ここではその具体例をもとに話しを進めます。 「発達障害の発表について」という質問に対する回答です…

市は指定管理者の広報係?

2017年5月の児童館での事件後,神戸市役所から被害者に対する連絡や接触は全くありませんでした。公の立場に対する期待感もありましたが,何の接触も無いまま12月の神戸市記者会見を迎え,ここで神戸市が敵対的存在であることがわかりました。事件を自ら調…

聞いた話ですが

これまでブログで書いてきた内容は,指定管理者や神戸市との対応の中で入手した資料にもとづいていますので,資料を見ながら考えて書いたつもりです。しかし,事件以降それなりの時間が経過していますので,そうした中で単に誰かの話として聞いた話もそれな…

事件と事故にこだわる理由

なぜ事故にしておきたいのか 「事件と事故」に関する話を続けます。神戸市の「事件と事故」に関する認識について整理しておきます。まず参考としたのは,12月19日の記者会見の補足資料です。児童相談所への通告に関して「通告は警察が行ったものなので不明。…

事件なのか事故なのか

娘が事件に遭い,郷里での療養を選択して帰郷している頃,指定管理者から労災関係の書類が送られてきました。その文書の中に「この度の事故は、業務上の不意の事故であり」と表記されていることに違和感を覚えました。子供とは言え,明らかに暴力を振るった…

神戸市 被害者の取扱い方

文書のやりとりで見えた市職員の姿勢 私と娘は,児童館の施設設置者である神戸市の対応に対して,当初から疑問を感じ続けてきましたが,記者会見や市会常任委員会での質疑を通してその疑問はさらに膨らんでいきました。そこで,平成30年5月に2度,神戸市長…

人と向き合う仕事と暴力

私が指定管理者の対応に疑問を覚える背景について,記しておきます。 娘には,福祉の現場で働く友人が多数いるようで,そうした福祉の現場では,利用者による職員への殴る・蹴るは珍しいことではないという話をよく耳にすると言います。教育の世界でも同様な…

見舞金も出さないんだ

娘に関する労災保険の事務一切は,児童館の指定管理者が行っていました。指定管理者の担当を通して労働基準監督署に提出することを求められていましたし,私ども家族も初めて経験なので,その意に従っていました。 しかし,この労災関係の手続の迅速性には当…

「加配」という措置

神戸市記者会見が明らかにしたこと⑥ 発達障害同様,記者会見の資料には出てこないにも関わらず,事件の再発防止に関連する内容が翌日の新聞に報じられています。それが「加配」です。 この「加配」のことを報じた記事は翌日の神戸新聞にはありましたが,他の…

「発達障害だから暴力」という発表

神戸市記者会見が明らかにしたこと⑤ 12月19日に行われた神戸市の記者会見では,児童が「発達障害だから」暴力を振るった要因になったような発言がされました。この日夕方のテレビニュースで,課長が笑いがちに説明している場面を私も録画で見ました。暴力を…

方向転換できなかった神戸市役所

神戸市記者会見が明らかにしたこと④ 前回,児童館指定管理者と神戸市の間でどのように「事故」現場を確認していったのかを記しました。彼らの検討の中では,明確な暴力行為を行なった少年や,既に片耳が聴こえにくくなっている被害者のことを慎重に考えるこ…

「事故」現場はどのようにできたのか

神戸市記者会見が明らかにしたこと③ では,被害者とは異なる神戸市役所や指定管理者の現場はどのように作られたのか。 神戸市役所の見解について,3月市会常任委員会で市部長は「検証しました」と答弁しています。検証した結果が,12月記者会見の発表内容と…

神戸市や指定管理者が考えた事件現場

神戸市記者会見が明らかにしたこと② まず,神戸市役所や指定管理者が,どのように事件現場を捉えているかについても触れておきたいと思います。被害者が指定管理者と事件情報をやり取りする時間はほとんどありませんでしたし,神戸市役所には一度も会えずに…

神戸市役所って,敵だったんだ

神戸市記者会見が明らかにしたこと① 2017年5月24日の事件以降,娘はさまざまな方々の支援を受けながら,辛い状況からの立ち直りに向けて頑張っていました。しかし,やりきれない憤りや苦しさに苛まれることも少なくありませんでした。子どもを相手にする業…

呼ばれなかった救急車

平成29年5月24日午後4時の神戸市内の児童館。私の娘は背後から小2男子児童にバットで頭部を殴打され,その場に卒倒します。しかし,その場に救急車が呼ばれることはありませんでした。一般的には,頭部外傷を受けて倒れた人間に対して,救急車が呼ばれる…

児童館が作成した資料(3)

児童館指定管理者が作成した経過資料への疑問について続けます。 「野球遊び」の真実 資料5月25日,事件翌日のところに,「K先生より公園では野球をしない(野球は小学校のみで実施)ことを言われ、不満に思っていた児童もいた」とあります。しかし娘は,…

児童館が作成した資料(2)

児童館指定管理者が作成した経過資料への疑問について続けます。 娘の印象をおとしめようとする記載 娘が帰郷した5月25日の部分の末尾に,「何度かK先生へ連絡をいれるがつながらず」との記載があります。娘は帰郷に際しては指定管理者の事業所で施設長や主…

児童館が作成した資料(1)

事件から1カ月経過して,娘と私は指定管理者の事務所を訪問します。その面談の中で,時系列の資料を作っている旨の話がありました。その後7月6日,指定管理者から電話があり,児童館長が作成した資料があるので送りたいとの話で,それを了承したところ,1…

被害者である娘の症状

娘の現在の症状についても記しておきます。 現在の主たる症状としては、「突発性難聴」と「バレリュー症候群」があげられます。右耳の突発性難聴については、聴力が固定され、回復することはないと診断されましたので,補聴器を使用しています。「バレリュー…

 考えられる事件の要因

児童館バット殴打事件の現場② 娘の証言からこの事件現場を整理すると,次のような課題が残されたと感じています。 ①加害児童の素行 加害児童は,普段から問題行動が多く,他者を意図的に傷付ける行動や,「人を殺してみたい」というような言動を見せていたよ…

娘が見た事件現場

児童館バット殴打事件の現場① 2017年5月24日(水),この日14時からのミーティングで,野球やバスケットボールで公共物の破損や路上事故を避けるため,外遊びでは柔らかいボールしかしないように決めていました。 しかし,午後4時の外遊びの時間になると,も…

事件とその後の経過 (2)

2017年9月に入り,私どもから提出した労災書類の中に「救急車が呼ばれなかった」と記載していたことに対し,指定管理者からクレームが入ります。「救急車を呼ぶほどの状態ではなかった」と。受け入れられる話ではないので,私から反論文書を送りました。10…

事件とその後の経過 (1)

事件当日やその後の問題に関するポイントについては,今後のページを増やしながら詳しく書いていきますが,まずは事件以降の経過をざっと記しておきたいと思います。 2017年5月24日の午後5時,事件が起こります。他の少年を指導していた娘は,いきなり小2男…

なぜ,ブログを開設したのか

私の娘は,2017年5月24日夕方,神戸市内の児童館で,小2男児に背後からいきなりバットで殴られました。明らかに「故意」による行為,つまり犯罪です。少年法では「犯罪」とは呼ばず「触法」と呼ぶようですが,いずれにしても故意の暴力です。この児童の行…