娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。苦しむ日々が続いています。事件について考えたあれこれを記しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)です。

児童館のなぜ?

4回目の「5月24日」

2017年5月24日午後4時の神戸市・松原児童館前,娘が小2男児にバットで殴られました。それから3年経ちましたが,被害者が置かれている状況は何も変わっていません。この1年もまた,事件の事実が語られないまま時間だけが過ぎ,歯がゆい思いはそのままで…

事件を「誤解」で済ませようとしているのか

5月は娘が事件に遭った月です。疑問がそのままの3年目でした。私たち親娘が事件に疑問を持ったのは,児童館の事件対応に疑問を感じたことから始まります。暴力事件なのに警察が知らなかったり,頭をバットで殴られた人がいるのに救急車が呼ばれなかったり…

少年の暴力はどこで生まれるのか

また少年による殺人事件が起こりました。今月23日に最初の報道があった事件です。3月下旬,岐阜市内の橋の下で暮らす81歳のホームレスの男性と一緒に暮らす女性の2人が,何者かに石を投げつけられてその場から逃走,約1キロほど離れた路上で女性が振り向…

改めて加害児童への対応を振り返る

前回,神戸市教育委員会に触れる前提として,加害児童が属する小学校の対応に触れましたが(『娘の事件,加害児童の小学校はどう受け止めた』),合わせて事件後,加害児童をどのように対処したのかについても改めて整理しておきます。 事件は2017年5月24日午…

神戸市,今度は児童相談所ですか

これも今月報道された話から始めます。今月10日の午前3時ごろ,と言いますから真夜中になりますが,神戸市の児童相談所である「こども家庭センター」に助けを求めに来た小学6年の女児を当直者が追い返していたことが,19日になって報道されました。 娘がバ…

この1年も疑問はそのまま

平成の最終年・令和の最初年が間もなく終わります。娘の事件にとってのこの年をポイントを記しておきます。 このブログをこれまでご覧になっている方にはわかると思いますが,事件に関して私がずっとこだわっているのは「事件の真実が語られていない」という…

指定管理者はノウシントウを知らなかっただけなのか

娘の症状の中でも重いノウシントウについて,事件直後から関係者が触れてこなかったことへの疑問を前回記しました(’19/09/22『ノウシントウ,知っていますか?』)。このことについて,被害者と指定管理者との関わり方を振り返りながら,具体的に記しておき…

ノウシントウ,知っていますか?

娘は現在,複数の病院に通院して診察・治療を受けており,中でも脳震盪(のうしんとう。「脳振盪」とも。以後はカタカナで)の専門医の診療を得るようになってから,冷静に自分の体を考えられるようになり,中心的で重要な診療になっています。しかし,事件…

隠そうとするから疑問が膨らむ

娘は子供と関わる仕事をしたいと勉強を続けてきて,その対象から暴力を受けるという事件に遭遇し,身体的のみならず精神的にも大きな荷物を負わされながら,子供と関わる自分の未来を考え続けてきました。そのため,事件の実態を語りながら,教育・学童保育…

神戸の児童館でまた,それ暴力

今週,神戸市の児童館に関する事件報道がありました。兵庫区の児童館で5月,小2の女児が同じ小学校に通う小1~小3男児に,児童館の廊下で「殺すぞ」などと脅かされて服の一部を脱ぐよう迫られたり,目隠しをされて数人に体を触られたりするなどの被害を…

記録で確認できる隠蔽・矮小化

これまでの経過を考えると,事件の隠蔽・矮小化の件は小さくないし(’19/06/19『やはり事件は隠蔽から動き始めたのではないか』& ’18/11/09『事態は矮小化されている』),もう少し丁寧に説明したいので,手持ち資料で再確認します。 事件の隠蔽・矮小化が…

隠蔽がもたらした影響を市教委にみる

事件に対する初期の対応が,児童館指定管理者による隠蔽工作によってねじ曲げられた方向で始まっていることを前回記し(’19/06/19『やはり事件は隠蔽から動き始めたのではないか』)、「隠蔽というレンズを通し,残されているパーツを改めて見直していくこと…

やはり事件は隠蔽から動き始めたのではないか

前回の救急車が呼ばれなかった理由を考えていくと,隠蔽が浮かび上がってくることを書きました(’19/05/31『救急車を呼ばない理由=隠蔽』)。そのとらえ方を踏まえ,改めて娘の事件に重ね合わせて考えると,やはり事件そのものが隠蔽によってねじ曲げられた…

救急車を呼ばない理由=隠蔽

娘の事件を考える上で,最初から大きな疑問の渦中にあるのが,救急車が呼ばれなかったことです。この問題を考えるうえで参考となる事件がありました。今月書類送検の報道があった近大生一気飲み死亡事件です。 事件の経過について,簡単に触れておきます。20…

検証って,そんなもの?

救急車を呼ばなかったことも含め,指定管理者の事件現場対応には多くの疑問が残されている,との考えからのやりとりです。 [タイトル]指定管理者の事件現場での対応について[質問] 指定管理者が作成し、平成29年7月に被害者へ送付された資料には「グラ…

再び,アイドル暴行事件を考える

今年1月に報道されたAKB48の姉妹グループで,新潟市を拠点に活動するNGT48のメンバー山口真帆さんが暴行された事件について,娘の事件と共通するものがあることを以前記しました(’19/01/18『アイドル暴行事件で考えた』)。3月下旬になってこの事件…

世間では救急車を呼ぶのが常識!

娘はバットで頭を殴られたにも関わらず,救急車を読んでもらえなかった顛末は以前記していますが(10/09『呼ばれなかった救急車』),私は指定管理者の対処は間違っている,救急車を呼ぶのが常識だろうという気持ちをずっと持っています。神戸市役所や指定管…

児童はなぜ野放しにされたのか

今回も事件現場での対応に関して振り返ってみます。神戸市は,事件後の指定管理者の対応を「適切」としてきました。「適切」とするその対応への疑問は,被害者に対するものだけではありません。10/27『コトの重さをいつ意識した?』でも触れましたが,加害児…

それでも現場対応は「適切」といえるのか

改めて事件現場にを振り返ってみます。事件直後の指定管理者の対応,具体的には頭部をバットで殴られた被害者の扱いを神戸市がどう評価しているのか,ということについてです。 まず,被害者から神戸市への質問と,これに対する回答をことから始めます。質問…

事件と事故にこだわる理由

なぜ事故にしておきたいのか 「事件と事故」に関する話を続けます。神戸市の「事件と事故」に関する認識について整理しておきます。まず参考としたのは,12月19日の記者会見の補足資料です。児童相談所への通告に関して「通告は警察が行ったものなので不明。…

事件なのか事故なのか

娘が事件に遭い,郷里での療養を選択して帰郷している頃,指定管理者から労災関係の書類が送られてきました。その文書の中に「この度の事故は、業務上の不意の事故であり」と表記されていることに違和感を覚えました。子供とは言え,明らかに暴力を振るった…

人と向き合う仕事と暴力

私が指定管理者の対応に疑問を覚える背景について,記しておきます。 娘には,福祉の現場で働く友人が多数いるようで,そうした福祉の現場では,利用者による職員への殴る・蹴るは珍しいことではないという話をよく耳にすると言います。教育の世界でも同様な…

見舞金も出さないんだ

娘に関する労災保険の事務一切は,児童館の指定管理者が行っていました。指定管理者の担当を通して労働基準監督署に提出することを求められていましたし,私ども家族も初めて経験なので,その意に従っていました。 しかし,この労災関係の手続の迅速性には当…

「事故」現場はどのようにできたのか

神戸市記者会見が明らかにしたこと③ では,被害者とは異なる神戸市役所や指定管理者の現場はどのように作られたのか。 神戸市役所の見解について,3月市会常任委員会で市部長は「検証しました」と答弁しています。検証した結果が,12月記者会見の発表内容と…

児童館が作成した資料(3)

児童館指定管理者が作成した経過資料への疑問について続けます。 「野球遊び」の真実 資料5月25日,事件翌日のところに,「K先生より公園では野球をしない(野球は小学校のみで実施)ことを言われ、不満に思っていた児童もいた」とあります。しかし娘は,…

児童館が作成した資料(2)

児童館指定管理者が作成した経過資料への疑問について続けます。 娘の印象をおとしめようとする記載 娘が帰郷した5月25日の部分の末尾に,「何度かK先生へ連絡をいれるがつながらず」との記載があります。娘は帰郷に際しては指定管理者の事業所で施設長や主…

児童館が作成した資料(1)

事件から1カ月経過して,娘と私は指定管理者の事務所を訪問します。その面談の中で,時系列の資料を作っている旨の話がありました。その後7月6日,指定管理者から電話があり,児童館長が作成した資料があるので送りたいとの話で,それを了承したところ,1…