娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。4の付く日に更新しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

社会・世間

虐待報道が続くことの意味

最近,虐待に関する報道が繰り返されています。 先月,福岡県田川市で1歳の三男に向けてエアガンを数十発発射してケガを負わせたという報道がありました。昨年11月のことで,その翌月この子は肺炎で亡くなっており,共に24歳の両親が傷害容疑で逮捕され,後…

親の暴力への鈍感さが子に及ぼすもの

暴力に対する「感度」とでもいう部分は,やはり世の中的には余り高くないと思っておいた方が良いのでしょうか。そんなことを考えせる事件を今月の報道から拾いました。 大分県日出町の小学校女子バレーボールのクラブチームで起きた事件です。事件をなぞって…

職場のいじめはなぜ生まれる

神戸市の教師間いじめの事件,世間の関心が高いまま報道も続いたことで,私も興味のままに3回も書いてしまいました。結局,神戸市は加害教員への給与差し止めを可能とするための条例改正を急ぎ,市長は報道陣に「加害教員に給料が支払われることに苦情が殺…

教員間いじめ,子供間いじめ

神戸市立東須磨小学校での教員間いじめ事件,あえて事件と記します。報道当初の私の意見は前回記しましたが(’19/10/10『教師間いじめ,学校の行為は隠蔽です』),その後も今日まで,次々と新しい情報が報道される状態が続いていますし,単に学校で起きた事…

教員間いじめ,学校の行為は隠蔽です

神戸市は子供の周辺に関する事件が本当に多いなぁ,という印象を持っています。娘がバットで殴られてからずっと神戸市の子供絡みの事件は注目してきたつもりですが,今度は子供を教え導く立場にある教員のいじめです。子供たちのいじめが社会問題化している…

被害者を追い込むのは

この8月から9月にかけての間,いくつかの事件報道などで,加害者・被害者について考えさせられました。まず,気になった3件について簡単に記します。 ①神戸市兵庫区の児童館で5月に起こっていた事件で,8月初旬になって報道されました。児童館の学童保…

隠そうとするから疑問が膨らむ

娘は子供と関わる仕事をしたいと勉強を続けてきて,その対象から暴力を受けるという事件に遭遇し,身体的のみならず精神的にも大きな荷物を負わされながら,子供と関わる自分の未来を考え続けてきました。そのため,事件の実態を語りながら,教育・学童保育…

神戸の児童館でまた,それ暴力

今週,神戸市の児童館に関する事件報道がありました。兵庫区の児童館で5月,小2の女児が同じ小学校に通う小1~小3男児に,児童館の廊下で「殺すぞ」などと脅かされて服の一部を脱ぐよう迫られたり,目隠しをされて数人に体を触られたりするなどの被害を…

質問と回答がズレる時,ズレる場

前回,私たちからの質問に対する神戸市の回答がかみ合わない話を載せました(’19/07/14『問いと答えがかみ合わない!』)。その思いを引きずっていたら,全国を賑わす騒動の中で,同じ様に感じられる報道に接しました。今,全国的に関心を呼んでいる吉本興行…

救急車を呼ばない理由=隠蔽

娘の事件を考える上で,最初から大きな疑問の渦中にあるのが,救急車が呼ばれなかったことです。この問題を考えるうえで参考となる事件がありました。今月書類送検の報道があった近大生一気飲み死亡事件です。 事件の経過について,簡単に触れておきます。20…

謝罪,暴力と向き合う姿勢

尼崎高校バレーボール部の事件を考える 2nd 前回,尼崎高校バレーボール部での体罰・隠蔽に関する意見を書きましたが(’19/05/19『暴力・救急車呼ばず・隠蔽・・・また?』),早い進展がみられたので,引き続きこの事件に触れておきたいと思います。 尼崎市…

暴力・救急車呼ばず・隠蔽・・・また?

尼崎高校バレーボール部の事件を考える いじめや体罰など学校での暴力に関する報道が少なくありませんが,随分と古典的な事件が出てきたなぁと思いました。尼崎高校バレーボール部の事件です。この事件,私ども親子にとっては既視感を覚えるような光景があり…

性暴力事件も被害者重視で考えて

今年3月に行われた性暴力に対する判決で,「無罪」が続いたことに対し,多くの報道で疑問が述べられ,今も語られ続けています。私も判決を耳にした時から「??」という印象を受けていました。私の疑問の根にあるのは,被害者の無念が晴らされていないこと…

児童・生徒暴力被害者の会

今月初め,娘が『児童・生徒暴力被害者の会』を発足させました。一昨年5月の事件以来,さまざまな理不尽を受け,自分が置かれている状況の厳しさに辛い思いを繰り返してきましたが,多くの人の支えの中で,自分と同じ境遇の人が増えてはならないという思い…

再び,アイドル暴行事件を考える

今年1月に報道されたAKB48の姉妹グループで,新潟市を拠点に活動するNGT48のメンバー山口真帆さんが暴行された事件について,娘の事件と共通するものがあることを以前記しました(’19/01/18『アイドル暴行事件で考えた』)。3月下旬になってこの事件…

生徒の暴力を隠したいの?

先月末,生徒に暴行されて重傷を負った教諭が,市などに慰謝料を求める訴訟を大阪地裁に起こしたとの報道がありました。教師に対する暴力を巡って学校側を相手に訴訟というのは極めて異例,ともありました。暴行した生徒側ではなく,学校側であることに注目…

少年事件と報道

娘の事件が世間に知られることになったのは,事件から半年以上も経過してからでした。そのあたりは以前にも記していますのが(’18/10/10『神戸市役所って,敵だったんだ』),遅れた事件報道は,少年事件と報道の関係について考えるきっかけになったと思いま…

「しつけ」という名の暴力

千葉県野田市で起こった児童の虐待事件。何から何まで腹立たしく,痛ましい思いにかられます。親が「しつけでたたいた」と語っていることが最初の報道だったと思います。「しつけ」という言葉を親の特権のように振りまわし,暴行・暴言という暴力が繰り返さ…

学童保育の職員

昨年末の12月25日の新聞に「学童保育、職員1人も可能」とする記事がありました。娘の事件も学童保育の現場で起こったことなので,こうした記事を目にすると気になるようになっているこの頃です。 記事の内容は、共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後…

アイドル暴行事件で考えた

最近ニュースとして取り上げられたAKB48の姉妹グループメンバー暴行事件の報道を見ながら,娘の事件対応と共通するものがあることに気付きました。 この事件の発生は,昨年12月8日。アイドルグループNGT48メンバーの23歳女性が,公演が終わって帰った…

認知症患者が人を危めた場合

新年早々に,「介護施設で殺人未遂‥職員の首絞めた入所者の女を逮捕」という愛知県の事件が報道されました。認知症対応型高齢者施設での事件で,逮捕されたのは83歳の女でした。これに対し,ネットでは「逮捕はいき過ぎ」「通報する施設も施設」などと逮捕を…