娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。4の付く日に更新しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

校長先生の報告はガセネタにされたのか

前回・前々回と,加害児童への措置(『改めて加害児童への対応を振り返る』)や彼が通う小学校の対応(『娘の事件,加害児童の小学校はどう受け止めた』)について書きましたが,神戸市教委との関係を語る前に,もう一つ記しておくことがあります。 娘は,事…

改めて加害児童への対応を振り返る

前回,神戸市教育委員会に触れる前提として,加害児童が属する小学校の対応に触れましたが(『娘の事件,加害児童の小学校はどう受け止めた』),合わせて事件後,加害児童をどのように対処したのかについても改めて整理しておきます。 事件は2017年5月24日午…

娘の事件,加害児童の小学校はどう受け止めた

先月上旬,「神戸市教委係長が自殺か」とする報道がありました。この係長は昨年4月に市長部局から出向して教育委員の会議を担当し,昨秋の東須磨小学校教員間暴力事件発覚後は,会議の開催頻度が増えたとの記述もありました。いずれにしても,自殺者が出る…

全国一斉休校と学童保育

年初から新型コロナウイルスの感染が拡大し続け,未曾有の危機的状況なんだろう,と想像しています。政府は,3月2日から春休みまで臨時休校とするよう全国の小中学校・高校・特別支援学校に要請することを決め,2月27日に首相がこれを表明しました。異例…

神戸市,今度は児童相談所ですか

これも今月報道された話から始めます。今月10日の午前3時ごろ,と言いますから真夜中になりますが,神戸市の児童相談所である「こども家庭センター」に助けを求めに来た小学6年の女児を当直者が追い返していたことが,19日になって報道されました。 娘がバ…

虐待が増えていることの意味

警察庁が,昨年1年間で把握した刑法犯の数値を2月6日に発表しました。新聞によると,刑法犯全体の数値は「74万8千件余」で,「前年の数値を下回って5年連続で戦後最少を更新した」とのことです。減るのは良いのですが,逆に「子どもの被害や家族間トラ…

児童生徒からの暴力に関する署名

神戸市の児童館で小2児童にバットで殴られた娘は,子供からの暴力被害に遭った人たちと事件を社会的な問題として考えていくことを目的に,昨年3月『児童・生徒からの暴力被害者の会』を組織しました。活動が必ずしも順調というわけではなかったと思います…

闇に葬られる,のは

私がこの正月に入ってからの報道で気になったものを拾うと,イランの旅客機撃墜とか,ボーイングの連続墜落事故情報の隠蔽とか,三菱電機の労働問題への不誠実対応など1面に載る記事でも背景に「隠したい」を感じるものが少なくありませんでした。背負うも…

学童保育の職員の質は?

これも昨年末の新聞記事からなので旧聞な気もしますが,学童保育に関する報道なので触れます。娘が児童にバットで殴られましたのが,児童館で学童保育に従業中でしたから。 記事の内容は,昨年5月1日時点で学童保育を希望するもののかなわぬ待機児童が「最…

「発達障害だから暴力」の不見識

昨年末の12月23日,東京・池袋のマクドナルドに並んだ行列で,23歳の専門学校生の男が2歳男児の腹を蹴るという事件報道がありました。私がこの事件に注目したのは,男について「発達障害を患っている」との話が出ていたことにあります。娘の事件でも加害児…

この1年も疑問はそのまま

平成の最終年・令和の最初年が間もなく終わります。娘の事件にとってのこの年をポイントを記しておきます。 このブログをこれまでご覧になっている方にはわかると思いますが,事件に関して私がずっとこだわっているのは「事件の真実が語られていない」という…

家庭での暴力がもたらすもの

前回,虐待の事件報道で考えたことを記しました。その後も虐待に関連する報道が続いていますので,気になったところを少し記しておきます。 相次ぐ児童虐待事件の整理の中で,DV(ドメスティックバイオレンス)が密接に関連していることがわかってきている…

虐待報道が続くことの意味

最近,虐待に関する報道が繰り返されています。 先月,福岡県田川市で1歳の三男に向けてエアガンを数十発発射してケガを負わせたという報道がありました。昨年11月のことで,その翌月この子は肺炎で亡くなっており,共に24歳の両親が傷害容疑で逮捕され,後…

親の暴力への鈍感さが子に及ぼすもの

暴力に対する「感度」とでもいう部分は,やはり世の中的には余り高くないと思っておいた方が良いのでしょうか。そんなことを考えせる事件を今月の報道から拾いました。 大分県日出町の小学校女子バレーボールのクラブチームで起きた事件です。事件をなぞって…

職場のいじめはなぜ生まれる

神戸市の教師間いじめの事件,世間の関心が高いまま報道も続いたことで,私も興味のままに3回も書いてしまいました。結局,神戸市は加害教員への給与差し止めを可能とするための条例改正を急ぎ,市長は報道陣に「加害教員に給料が支払われることに苦情が殺…

神戸市教委と学校の関係は

前2回で取り上げた教師間いじめの事件。コトが大きい分,世間の関心も高く,報道も続いています。それらの報道を目にしていると,やはり気になることもありますので,本意ではありませんが今回も取り上げます。 10月に入って間もなく露見したこの事件は,10…

教員間いじめ,子供間いじめ

神戸市立東須磨小学校での教員間いじめ事件,あえて事件と記します。報道当初の私の意見は前回記しましたが(’19/10/10『教師間いじめ,学校の行為は隠蔽です』),その後も今日まで,次々と新しい情報が報道される状態が続いていますし,単に学校で起きた事…

教員間いじめ,学校の行為は隠蔽です

神戸市は子供の周辺に関する事件が本当に多いなぁ,という印象を持っています。娘がバットで殴られてからずっと神戸市の子供絡みの事件は注目してきたつもりですが,今度は子供を教え導く立場にある教員のいじめです。子供たちのいじめが社会問題化している…

被害者を追い込むのは

この8月から9月にかけての間,いくつかの事件報道などで,加害者・被害者について考えさせられました。まず,気になった3件について簡単に記します。 ①神戸市兵庫区の児童館で5月に起こっていた事件で,8月初旬になって報道されました。児童館の学童保…

指定管理者はノウシントウを知らなかっただけなのか

娘の症状の中でも重いノウシントウについて,事件直後から関係者が触れてこなかったことへの疑問を前回記しました(’19/09/22『ノウシントウ,知っていますか?』)。このことについて,被害者と指定管理者との関わり方を振り返りながら,具体的に記しておき…

ノウシントウ,知っていますか?

娘は現在,複数の病院に通院して診察・治療を受けており,中でも脳震盪(のうしんとう。「脳振盪」とも。以後はカタカナで)の専門医の診療を得るようになってから,冷静に自分の体を考えられるようになり,中心的で重要な診療になっています。しかし,事件…

隠そうとするから疑問が膨らむ

娘は子供と関わる仕事をしたいと勉強を続けてきて,その対象から暴力を受けるという事件に遭遇し,身体的のみならず精神的にも大きな荷物を負わされながら,子供と関わる自分の未来を考え続けてきました。そのため,事件の実態を語りながら,教育・学童保育…

共有された情報は事実なのか

2018年6月26日,神戸市会本会議で小林るみ子議員が事件に関する質問をしました。答弁に立った寺崎副市長は,被害者に対して「心からお見舞いを申し上げる次第」との言葉もありましたが,見舞いの言葉は被害者に直接会って伝えてから公表,の順番で行うべき…

事実解明を選ばなかった神戸市

2018年3月と6月の文教こども委員会は,神戸市幹部の事件に対する考え方を聞く機会となりました。両委員会での答弁からうかがわれる事件に対する姿勢は基本的には変わりませんが,内容的には微妙な違いも現れます。それは両委員会の間に事件対応について話…

2018年6月再びの文教こども委員会

2018年3月22日の神戸市会の常任委員会・文教こども委員会で,小林るみ子議員に質問していただいたことで議会という公の場で,神戸市としての見解を確認することが確認できました(’19/08/23『2018年3月22日神戸市会・文教こども委員会』)。この答弁に立っ…

2018年3月神戸市会・文教こども委員会

被害届提出から記者会見までの時期については,神戸市の現場担当であるこども青少年課を主体にしたものと私は考えており,この期間を「第2期」と呼んできましたが,この状況が少し変わる機会が訪れます。2018年3月22日の神戸市会の常任委員会・文教こども…

神戸市の業務姿勢を「タコツボ仕事」と呼ぶ理由

前回,私が「第2期」と呼ぶ被害届提出から記者会見までの,神戸市の仕事振りについて記しましたが(’19/08/12『影に隠れ,視野の広い判断はできない』),中でも彼らの情報との接し方について「タコツボ仕事」と書いたこともありますので(’18/10/18『神戸…

影に隠れ,視野の広い判断はできない

私は,事件以後これまでの期間を3期に分けて考えています。1期は事件発生から被害届が提出される以前まで。2期は被害届提出から記者会見まで。3期は2018年3月の議会から現在までです。1期については(’19/08/04『記録で確認できる隠蔽・矮小化』)で核…

神戸の児童館でまた,それ暴力

今週,神戸市の児童館に関する事件報道がありました。兵庫区の児童館で5月,小2の女児が同じ小学校に通う小1~小3男児に,児童館の廊下で「殺すぞ」などと脅かされて服の一部を脱ぐよう迫られたり,目隠しをされて数人に体を触られたりするなどの被害を…

本当に再発防止策を考えたんだろうか

私がこうして事件にこだわるブログを続けるのは,被害者が現場で見たことが事実として認められておらず,それゆえに有効な再発防止策も立てられていないと考えるからです。再発防止策について神戸市は,これまで職員数のことしか触れていません。 そこで,昨…