娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。苦しむ日々が続いています。事件について考えたあれこれを記しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)です。

質問状,出してきました

 今月上旬,私は娘と神戸市役所を訪れ,3度目の質問状を出してきました。質問状の提出理由は前回記していますので(’19/03/14『3度目の質問状を提出する理由』),ここでは提出場面について記しておきます。なお,質問状の内容については,神戸市からの回答を得てから,改めて整理のうえ掲載したいと思います。

 神戸市役所を訪問して児童館担当と対面する。私には初めてですので,それなりの緊張の中に数日ありました。娘も緊張していました。彼女の場合,最初の質問状提出に出向き,そこでの課長・係長とのやり取りで受け入れがたい発言があり,それが負担になっていたようです。今回の提出は「私が渡したい」と強調して進めましたが,娘だけが顔を知られていることがシャクなので,「親爺の顔も覚えておけ!」というシーンがほしかったからだと思っています。

 今回の提出の場設定についても,前回同様小林るみ子市会議員(新社会党)に斡旋していただきました。そのほかに,昨秋より事件に関心を寄せてくださっていた三木しんじろう市会議員(日本維新の会)と,同会派の外海開三市会議員(日本維新の会)も同行してくださることになりました。予定時刻に市役所3階で合流し,こども青少年課の部屋に入りました。
 課の応接スペースのテーブルを挟んで,私と娘が並んで座り,私の正面に小林令伊子こども青少年課長,娘の正面に北川哲也こども育成係長が対面し,3人の市会議員は私の左側,テーブル側面に席を構えました。この場所は4人程度が適当な広さで,7人が語るには明らかに狭いのですが,これまで軽んじられてきた存在だし,文句を言うほどのことでもないか,と。

 小林議員に座を仕切ってもらいました。課では1時間後に次の予定があるとの話なので,「では30分で」と私から申し出,私から用意した質問状を課長に手渡し,その内容について質問状に則して説明を始めました。これまでの経過もありましたので,皮肉まじりの説明もしました。
 私からの説明は20分弱ほどで終わってフリートークとなった時に,小林議員が娘に意見を求めました。娘はかなりの緊張で言葉が出づらい感じでしたが,絞り出すような感じで次のようなことを述べました。「阪神大震災で人を大事にすることを経験してきた人たちが,犯罪被害者にここまで冷たい理由がわからない。(市会委員会で事実と異なる答弁を繰り返してきた)山本部長も出てくるかと期待したのに」と。言いたいことは私よりもっと有ったはずですが,有り過ぎて思いが空回りしたようです。

 その後の話の中で,小林議員が「(加害の)児童はどうしている?」と聞いたところ,小林課長が「プライバシーがあるので」と答えを拒む言動がありました。これまでの回答や議会答弁の中でも,こうした言葉を煙幕のように使うので,少しカチンと来て「あなた方は何でも子どもを理由にそうした言い方をするが,私がこれまで求めてきたのは指定管理者や市の対応だ!そんな言い訳を出すのがおかしい」と声を荒らげました。その後,同席議員からの「変だ」という声もあり,渋々のように課長は「普通に学校へ通っています」と答えましたが,プライバシーに触れなくたって答えられるものがあるじゃないか。私はこうした言い訳を「子どもの衣を借る狐か狸」と称していますが,この場面でもそんな言い方をするのが腹立たしい。

 30分ほど経過したところで話が途切れ,終了な雰囲気になった時に,課長から「誠意をもって回答します」的発言があり,そのまま席を立って課長の先導でエレベーター前まで向かいましたが,始めから終わりまで課長・係長から何らかの言葉をかけられることはありませんでした。逆に私は,エレベーター前で係長に「一昨年7月の電話記録が残っていないことを残念に思っています」と声をかけました。その理由については,前記ブログに記していますのでをご覧ください。

 面会を振り返って一番の後悔は,言いたいことを言えず,言えたこともキツい言い方にならなかったことです。斡旋してくれた小林議員の手前もあり,穏便な発言に終始したように思います。これに関しては,後で娘から強い抗議がありました。父は基本お人好しです,ゴメン。

 言えなかったことを一つだけ記しておきます。「神戸市役所の皆さんは,いつまで指定管理者が書いたシナリオに付き合うのですか?」。事件直後の指定管理者は,救急車を呼ばず,警察にも通報せず,問題行動のあった児童も保護しません。事件翌日に市へ報告しますが,市が現場を確認するのは12日後です。「大したコトではない」とする報告だったからで,市もこれを受入れ,ここからは一つ穴のムジナ。シナリオに無かった被害届を出した被害者については無視を決め込み,シナリオを見直そうとはしませんでした。質の悪いシナリオは,関わる人たちに負担を与えますし,喜ばれるような結果は出せません。対面する課長・係長を見ながら,それまでのシナリオが頭を過りました。