娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

医者と向き合う中で

小2男児にバットで頭を殴られた娘の,その後の治療経過でのことを記します。頭に衝撃を加えられた場合,目に見えない脳の機能不調が何らかの形で体に影響を及ぼすものと私は考えていました。その後の娘の体調と関連する診療状況を見ていると,その考えはあ…

「預かる」と「育てる」の間

娘の事件現場が学童保育であったこともあり,事件以来,子供が集まる施設や制度,いじめなどの問題に対する関心を持つようになりました。そうした関心からの話です。 今年7月,福岡県中間市の保育園で,登園バスの中に取り残された5歳の男の子が熱中症で死…

事件の原因は野球の禁止なのか

加害児童に関する曲げられた説明を考える中で(「加害児童への対応も矮小化されている」),この事件の要因とされた「野球ができない」問題についても改めて振り返っておきたくなりました。いつもどおり,児童館で作成した資料の関連記載を拾っておきます。①…