娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠され,偽られた事件情報

社会への事件情報周知=報道と考えた場合,少年事件に関する報道をどう思っているか,について前回記しましたが(’19/02/25『少年事件と報道』),実際の娘の事件では,情報そのものが隠され,正しい事件情報が流されませんでした。改めて報道との関連から記…

少年事件と報道

娘の事件が世間に知られることになったのは,事件から半年以上も経過してからでした。そのあたりは以前にも記していますのが(’18/10/10『神戸市役所って,敵だったんだ』),遅れた事件報道は,少年事件と報道の関係について考えるきっかけになったと思いま…

少年事件と触法事件

娘の事件が,なかなか被害者の思うような形になっていない要因として,加害者が児童だったこと,少年法が関係することも少なからず影響しているように考えています。 刑法では,14歳未満の少年は心身未成熟ということで,責任無能力者=刑事未成年者として扱…

「しつけ」という名の暴力

千葉県野田市で起こった児童の虐待事件。何から何まで腹立たしく,痛ましい思いにかられます。親が「しつけでたたいた」と語っていることが最初の報道だったと思います。「しつけ」という言葉を親の特権のように振りまわし,暴行・暴言という暴力が繰り返さ…