娘をバットで殴られて

2017年5月24日,神戸市松原児童館で小2男児が職員を背後からバットで殴る事件が起きました。その職員は私の娘です。事件についてのあれこれ,世に伝えられる暴力などについて考えたあれこれを記しています。私の名前は,久保田昌加(仮名)。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

凶器のバットは「やわらかい」のか

事件が娘にもたらしたもの,その大きな一つは身体的な負担になると考えています。具体的な症状については,以前記していますのでそちらをご覧ください(10/05『被害者である娘の症状』)。頭部外傷,つまり脳への衝撃を受けたので,身体各所に不具合が現れて…

神戸市の「検証」を検証する

今年3月の神戸市会常任委員会の質疑の中で,娘が被害者となった松原児童館バット殴打事件に関する質問が出ました。市会で取り上げられるのは初めてでした。市側は予想していなかったのか,それとも資料が十分でなかったのかはわかりませんが,答弁に立った…

被害者を避ける神戸市

娘は事件翌日に郷里へ帰り,入院を含む治療に入りました。頭部外傷という後遺症の危険が高い状況におかれ,事件直後から片耳がほとんど聴こえなくなっている娘の状態を考えると,この負傷は決して小さいものではないと思っていました。しかし,指定管理者か…

事態は矮小化されている

前回(11/07『改めて事件の要因を考える』),事件の要因について私の考えを記しました。被害者が苦しめられてきたのは,事件後の関係者の対応にもあることを説明したつもりです。そこで,神戸市が指定管理者の情報にだけに依拠して発表を行なった12月までの…

改めて事件の要因を考える

2017年5月24日の事件現場については,何度かこのブログに記してきました(10/05『考えられる事件の要因』,10/10『神戸市や指定管理者が考えた事件現場』)。しかし,被害者の述べる現場と神戸市・指定管理者が述べる現場には違いがあります。小2児童が職…

児童はなぜ野放しにされたのか

今回も事件現場での対応に関して振り返ってみます。神戸市は,事件後の指定管理者の対応を「適切」としてきました。「適切」とするその対応への疑問は,被害者に対するものだけではありません。10/27『コトの重さをいつ意識した?』でも触れましたが,加害児…

それでも現場対応は「適切」といえるのか

改めて事件現場にを振り返ってみます。事件直後の指定管理者の対応,具体的には頭部をバットで殴られた被害者の扱いを神戸市がどう評価しているのか,ということについてです。 まず,被害者から神戸市への質問と,これに対する回答をことから始めます。質問…